2013.08.29 : MARZ
SNOOP兄貴
ThisIs50のインタビューを受けたSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)が、先日「Sway In The Morning」で
NYヒップホップシーンの弱体化を指摘したMaino(メイノ)の発言を支持するコメント残した
Mainoは、Big Sean(ビッグ・ショーン)の”Control”に客演した
Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)が「ニューヨークのキング」を自称したことを採り上げて、
現在のNYヒップホップの状態について持論を述べたが、これを聞いたSnoopは、
「Mainoのラジオでの発言には驚いている。
彼はニューヨークのラッパーだけど、もっと広く深い視点で話をした。
オレは彼の視点を理解したよ。
的を得た発言だと思う。
NYはサウンドから何まで色んなことに影響を与えた街だが、
何よりも凄いのはこの街が全体に影響を及ぼしたということだ。
ヒップホップはこの街で生まれ育った音楽だ。
ここで生まれ、世界中に広がっていった。
それぞれの地域で新しい顔やボディ、サウンドに変わっていったけど、
ヒップホップはあくまでもこの街を出発点に派生したものだ。
始まりはここだ
ヒップホップの聖地の人間だからこそ感じる、責任感にも近い地元を思った発言だと評価している
また、Kendrickが「ウエストコースト=ギャングスタ」の
イメージのあった自分たち世代のラッパーと異なり、危険な匂いがしないことから
必要以上に厳しい言葉を掛けてくるMCがいることについては、
「彼は自分の考えたことを音楽で主張している。
その音楽はウエストコーストはもちろん、ニューヨークのラジオでも繰り返しプレイされている。
本当に両海岸を手玉に取っている状態だ。
レコードは飛ぶように売れ、コンサートのチケットは完売。
キングみたいなもんだ。
オレもかつてキングを自称したっことがあるが、誰にも責められなかった。
Kendrickの場合は、ナイスガイだから絡まれるんだ。
皆がアイツなら言っても大丈夫だと思って口撃してくる。
彼はギャングスタなアプローチを取らないからな。
だからオレから言っとく。
発言する時は、Kendrickには10万のギャングスタが付いてると思え」
と後輩を思って、けん制の言葉を残している。