2014.03.27 : MARZ

Wu-Tang Clan…

またまた、新しいHIPHOPビジネスが始まろうとしています!

経済誌Forbesのインタビューで、RZAが誰もやっていないやり方でWu-Tang Clan(ウータン・クラン)の最新アルバム

「The Wu – Once Upon A Time In Shaolin」をリリースする考えを明かした。

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「これまで誰もやっていないやり方でアルバムを売ろうと考えている。
現代音楽では誰もやっていない方法でリリースする。
作った作品を1人に売るんだ。
アルバムはその人の為だけのアートになる。

オレたちは音楽はアート作品だということをずっと前から主張している。
だが、いま音楽は金銭的価値で見た時、他のアート作品よりも低い位置に置かれている。
音楽の価格はどんどん下がり、タダに近づいている」

具体的には、主要都市のイベント会場やギャラリーを巡るツアーを行い、

来場者からは3,000円~5,000円の入場料を取って中に入れ、

会場内の試聴ブースでヘッドフォンを使って全31曲128分のアルバムを聞いてもらい、

ツアー後に最高額を提示した人や会社に売却することを考えている模様

また「リークしたらすべてが台無し」と語るように、セキュリティを徹底して、

録音機器の持ち込みを完全シャットアウトすることも強調している。

RZAは「数億円」での売却を望んでいるが購入者は個人でも会社でも良く、

昨年のJay Z×サムスンのように企業がパブリシティで使用したり、

メジャーレーベルが落札して通常のアルバムとして販売しても良いとのこと。

ちなみにWu-Tangは、「The Wu – Once Upon A Time In Shaolin」以外にも

新作「A Better Tomorrow」の制作も続けており、

こちらは今夏、通常の商業作品同様にCDやiTunesなどで不特定多数の人に発売する予定。